旅のしおり
1日目 白谷雲水峡トレッキング
白谷雲水峡は屋久島北東部を流れる白谷川の上流に位置する自然休養林。中でも「苔むす森」はスタジオジブリの映画「もののけ姫」に登場する太古の森のモデルになった舞台と言われています。苔むす森までは片道約1時間40分のトレッキングになります。
くぐり杉
苔むす森までの道中には様々な形状の屋久杉があり、そのうちの一つに「くぐり杉」があります。くぐり杉は倒木の上に屋久杉が育った後、倒木が朽ちてなくなり根元に空洞ができたもので、内部は歩いて通り抜けることができます。
苔むす森(もののけ姫の森)
苔むす森は辺り一面を苔で覆い尽くされた森で、スタジオジブリの映画「もののけ姫」に登場する太古の森に似ていることから「もののけ姫の森」とも言われています。森の中には野生のヤクシカが生息しており、運が良ければ出会うことができます。この日は偶然にも野生のヤクシカに出会うことでき、その姿はまるでもののけ姫に登場する「シシガミ様」の様でした。
2日目 縄文杉トレッキング
荒川登山口から縄文杉までは片道約11km(5時間)、往復で22km(10時間)あります。そのため縄文杉を見学するためには、朝6時~7時には登山を開始する必要があります。縄文杉までの道中はトロッコ道が8.5km(3時間)、山道が2.5km(2時間)です。
トロッコ道
荒川登山口から8.5km(3時間)は緩やかなトロッコ道が続きます。このトロッコ道はかつて山中で伐採した屋久杉を搬出するために使用されていましたが、現在では廃線跡が遊歩道として整備されています。
ウィルソン株
トロッコ道を終え、山道を約30分登るとウィルソン株に到着します。ウィルソン株は約400年前に伐採された巨大な屋久杉の切り株で、これを紹介したアメリカの植物学者ウィルソン博士にちなんでウィルソン株と名付けられました。内部の空洞から空を見上げると切り口がハートの形をしているため、パワースポットとして人気を集めています。
縄文杉
縄文杉は1966年に発見された日本最大の屋久杉で、推定樹齢は7200年と言われています。台風が多い屋久島の厳しい自然の中で数千年も生き抜いた縄文杉の堂々とした姿は見る者を圧倒します。たどり着くには片道11km(5時間)のトレッキングが必要ですが、それを上回る絶景が待っているため、みなさんも是非一度訪れてみてください。
3日目 千尋の滝
千尋(せんぴろ)の滝
千尋の滝は巨大な花崗岩のV字谷に流れ落ちる落差約60mの滝。滝の側面にむき出しになっている巨大な花崗岩の一枚岩は屋久島の大半が花崗岩で形成されていることを実感させます。
今回の旅行は以上となります。最後まで読んでいただきありがとうございます。今回の旅のしおりはこちらからダウンロードできますので、是非旅行の際にお役立てください。